こんにちは、頭痛の専門家 鎌田雄大です。
今日は夏の時期に起こりやすい水分不足による頭痛の治し方と対処法について話していこうと思います。
まず、はじめに脱水症状や水分不足がなぜ頭痛を引き起こしてしまうのか?
簡単に説明します。
脱水症状や水分不足に陥ると体内の水分が不足したことで血液の濃度が上がります。
その結果、血液の流れが悪くなり、十分な血液が頭部に届きにくくなることで、頭痛が起こるということです。
水分不足による頭痛の対処法を知って、今年の暑い夏を乗りこえましょう。
※人気記事
『かき氷やアイスによる頭痛とは?冷たいものを食べるとなぜ頭痛になる?』
すぐにできる脱水症状や水分不足による頭痛の治し方と対処法

体を冷やし、水分をとる。
外で頭痛が出た際には、直射日光が当たらない、日陰や風通しの良いところへ移動しましょう。
頭や首を氷や濡れタオル、アイスノンなどで冷やしましょう。
濡れタオルやアイスノンがない場合は冷えたペットボトルなどで冷やしても大丈夫です。
そして水分補給のために水を飲みましょう。
水分補給をするときは一気に大量の水を飲んでしまうのではなく、こまめに口に含むように飲みましょう。
成人の方はコップ一杯分の200ml~300mlを目安に水分補給しましょう。
(その場に水がなかった時はお茶や紅茶、コーヒーなどのカフェインの入っている飲料でも大丈夫です。)
塩分をとる。
体内の血液循環には水分だけではなく、塩分も大きくかかわっています。
脱水症状や水分不足からの頭痛の場合は塩分も不足しています。
塩分を摂らないで水分だけを補給してしまうと、体内の塩分と水分のバランスが崩れ、痙攣(けいれん)やふらつきなどの症状が出ることがあります。
水分のみの補給だけではなく、塩分も摂りましょう。
この時の塩分の量ですが、水1リットルに対して食塩3グラムを目安として摂取してください。
経口補水液やスポーツドリンクを飲む。
脱水症や水分不足からくる頭痛を起こしている人は、早急に十分な水分と、塩分やミネラルなどの「電解質」を補う必要があります。
水分と塩分の両方を効率的に摂取することができる、経口補水液やスポーツ飲料を飲みましょう。
経口補水液やスポーツ飲料には、水や塩分、ミネラルやブドウ糖が入っているので、水分と電解質の吸収を助けてくれます。
スポーツドリンクは経口補水液に比べ、ナトリウムが少なめでブドウ糖が多めなので、水分の吸収にやや時間を要しますが、十分な量の水分と電解質を吸収することができるため有効です。
脱水症状や水分不足からくる頭痛の場合は薬を飲んでも大丈夫?

脱水症状や水分不足のときに頭痛が出ていても薬を飲むのはやめましょう。
なぜなら、この時の体内の状態は水分不足で、血液の濃度が高く、血液の流れが悪いからです。
血液の流れが悪い状態で薬を飲んでも、効果は十分に得られません。
脱水症状や水分不足が原因の頭痛の場合は、体を冷やし、水分補給をすることが一番の対処法になります。
特に、強い熱中症で低血圧の際に薬を飲むと、更に血圧が下がり、危険です。
脱水症状や水分不足の時は薬を飲まないように注意しましょう。
まとめ
今日は脱水症状や水分不足からくる頭痛についての対処法を話していきました。
脱水症状や水分不足くる頭痛は普段、頭痛が出ていない方でも起きやすい頭痛です。
誰にでも起こる頭痛ですが、前もって対策をしておくことで防ぐことができます。
日頃から脱水症状や水分不足にならないようにこまめに水分補給を行いましょう。
理想的な水分補給のタイミングは「のどが渇く前」です。
子どもや高齢者の場合はある程度の時間を決めて水分補給を行うのが有効です。
成人が1日の間に摂取するとよいとされている水分量は、およそ2.5リットルと言われています。
そのうち、1リットルは普段の食事で摂取することができます。
残りの「1.5リットル」は飲み物から摂取するということになります。
「1.5リットル」というと、こんなに飲めない。という方もいるかもしれません。
コップ1杯の水(200mlくらい)を1日8回程度に分けて飲むなど、こまめに水分を補給することで1日に必要な水分を補給することができます。
すぐに薬に頼ることは止め、頭痛になったら
「そうだ!水分をとろう。」
という習慣をつけていきましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました!
追伸:頭痛改善メルマガやっています。
原因不明の頭痛を治したい、長年の偏頭痛を治したい方向けの頭痛改善メルマガを作りました。
頭痛の本当の原因についてや頭痛を根本から改善していくために重要なことをメルマガでは配信しています。
ホームページやブログには書いていない、内容の濃いモノを配信していきますので頭痛に悩む方はぜひご登録ください。
メルマガの登録は無料なので読んでおいても損はないと思います。
メルマガの登録はこちら
この記事を書いている人 頭痛の専門家 鎌田雄大

私は10代~20代までの間、、姿勢不良による、頭痛に悩まされてきた人生を長い間送ってきました。
頭痛がある時は、いつも〇ファリンや〇キソニンなどの市販の頭痛薬をいつも当たり前のように服用していました。
頭痛がある時=〇ファリン、〇キソニン
が当たり前の生活を送っていました。
しかし、長年、薬を服用してきたことによって薬を飲んでも頭痛が消えない。という辛い体験がきっかけに、ある日、私の人生は変わりました。
薬を当たり前のように服用していた頭痛持ち私が、今では他人の辛い頭痛という症状を治す立場の人間になりました。
私が頭痛の治療家になった経緯や治療の理念はこちらのページにまとめています。
ぜひこちらもお読みください。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー